2013年06月03日

鳥インフル余波、羽毛急騰 中国産激減で価格1.5倍に

布団や防寒着などに使われる羽毛(ダウン)の価格が急騰している。世界の5割以上を生産する中国で鳥インフルエンザが発生し、生産量が激減したためだ。4月中旬以降、価格は1・5倍に跳ね上がっている。世界的に流通量が細り、メーカーや商社は原料確保に奔走している。布団や防寒着などに使われる羽毛(ダウン)の価格が急騰している。世界の5割以上を生産する中国で鳥インフルエンザが発生し、生産量が激減したためだ。4月中旬以降、価格は1・5倍に跳ね上がっている。世界的に流通量が細り、メーカーや商社は原料確保に奔走している。
羽毛の原料は、アヒルやガチョウなどの水鳥から採取される。国内に流通する関連商品に充てんされる羽毛は、生産国で加工された後、製品や原料として国内に輸入される。中国のほかでは、台湾、欧州などで、採取、生産されている。

 羽毛は相対で取引されるため、指標となる価格はないが、関係者によると、一般的な羽毛は鳥インフル発生前の1キロ=57〜58ドルから、発生後は一時100ドル前後にまで急騰。売り惜しみや買い占めによって市場が混乱した。鳥インフルは沈静化しつつあるが、今も87〜88ドルの高値で推移している。現在、1ドル=100円台の円安も関連業界には痛手だ。
posted by 松永久秀 at 05:41 | Comment(0) | 経済 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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